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歯科コラム

ホワイトニングの選び方・費用の目安(効果を長持ちさせる方法も解説)

コラム/2024年4月1日

ホワイトニングの選び方・費用の目安(効果を長持ちさせる方法も解説)

Contents

ホワイトニングの種類と費用

歯を白くするホワイトニング施術には、次の4つの種類があります。

施術方法や費用などに違いがありますので、自分のライフスタイルや予算に合ったホワイトニング施術を選択することが重要です。
※費用は2024年4月現在

  • ホームホワイトニング
  • オフィスホワイトニング
  • デュアルホワイトニング
  • セルフホワイトニング

ホームホワイトニング :20,000~50,000円程度

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、自宅(ホーム)で行うホワイトニング法です。歯科医院で作った自分専用のマウスピースとホワイトニング剤を使用します。1日30分~6時間程度の施術を2週間くらい継続することでホワイトニング効果が現れてきます。オフィスホワイトニングと比較すると即効性に劣りますが、薬剤をじっくりとエナメル質に浸潤させることから、持続性には優れています。

ホームホワイトニングといっても、最初は歯科を受診する必要があります。なぜなら、自分のお口にぴったり適合するマウスピースを作らなければならないからです。その費用に15,000~45,000円程度、さらに、歯を白くするための薬剤に5,000円程度がかかります。ですが、最初に作ったマウスピースは繰り返し使用できるため、色が後戻りした際のタッチアップでは薬剤だけを追加で購入すればよくなります。その点は経済的といえるでしょう。

ちなみに、過酸化尿素を主成分とするホームホワイトニングの効果は6~12ヵ月程度は持続しますが、1年以内にはタッチアップが必要となります。特に、歯の着色が起こりやすい生活習慣がある場合は、より短い期間で色が後戻りします。

オフィスホワイトニング:20,000~60,000円(1回あたり)

当院のオフィスホワイトニング(スーパーポリリンホワイトニングシステム)は、1回(3照射)16,500円

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、口腔内の検査からクリーニング、ホワイトニング施術に至るまでをすべて歯科医院(オフィス)で行う方法です。歯科医師や歯科衛生士といった専門家が施術をするため、ホームホワイトニングよりも費用が高くなることが多いです。

オフィスホワイトニングの費用相場としては、1回あたり20,000~60,000円程度です。費用相場にかなりの幅が見られるのは、各医院で採用しているホワイトニングシステムに違いがあるためです。

過酸化水素を主成分とするオフィスホワイトニングは、施術したその日にホワイトニング効果を実感できる方法なので、短期的に歯を白くしたい人にはおすすめといえますが、持続性という点においてはホームホワイトニングにやや劣ります。施術から3~6ヵ月程度が経過すると元の歯の色に戻ってしまいます。

デュアルホワイトニング:40,000~80,000円程度

ホームホワイトニングオフィスホワイトニング

デュアルホワイトニングは、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用する方法で、それぞれのメリットを享受しつつ、デメリットを補い合うことができます。つまり、即効性がありながらも持続性を兼ね備えたホワイトニング効果を得ることができるということです。

自宅でホームホワイトニングを継続しつつ、歯科医院でオフィスホワイトニングを受けるという方法で、費用相場は40,000~80,000円程度です。その効果は1~2年程度は持続すると言われており、白い歯を長く維持したい人にはおすすめです。

セルフホワイトニング :500~5,000円程度

セルフホワイトニングは、自分自身(セルフ)で行うホワイトニングで、市販のホワイトニンググッズを購入して自宅で行う場合もあれば、ホワイトニングサロンでセルフホワイトニングを行う場合もあります。

市販のグッズを使ったセルフホワイトニング

薬局やドラッグストアなどで販売されているホワイトニング用歯磨き粉や歯のマニキュア、歯の消しゴムなどを使ったセルフホワイトニングなら、500~2,000円程度で行うことができます。ただし、これらはあくまで歯の表面に付着した汚れを除去するだけなので、歯を白くする効果は極めて低いと言わざるを得ません。また、製品によっては、研磨剤などが多く含まれており、歯の表面のエナメル質を傷つけるリスクがあります。

サロンで行うセルフホワイトニング

ホワイトニングサロンでは、ホワイトニング用のジェルや専用のライトを使って歯を白くします。市販のグッズよりも歯を白くする効果は高いですが、歯科医院が提供するホームホワイトニングやオフィスホワイトニングのような漂白作用は期待できず、歯の汚れを落とすだけにとどまります。1回あたりの費用相場は3,000~5,000円程度です。

歯科医院でホワイトニングにかかわる費用(ホワイトニング施術費用以外)

歯科医院でホワイトニングを受ける場合は、ホワイトニング施術以外にも費用がかかることがありますのでご注意ください。具体的には以下のような費用です。

  • 診察料や治療費
  • 歯のクリーニングの費用
  • 施術本数に応じた追加費用
  • 施術後のメンテナンスの費用

診察料や治療費

歯科医院でのホワイトニングでは、必ず事前に口腔内診査を行います。歯に亀裂が入っていたり、虫歯や歯周病にかかっていたりすると、安全にホワイトニングできないからです。そうした異常が見つかった場合は、ホワイトニング費用とは別に、修復治療や虫歯治療、歯周病治療の費用がかかります。

歯のクリーニングの費用

歯の表面に汚れがついていると、ホワイトニングの効果が減弱します。それを避けるために、歯のクリーニングいわゆるPMTC(ピーエムティーシー)を行うことがありますが、PMTCは自費のクリーニングで、1回あたり5,000~10,000円程度の費用がかかります。これはオフィスホワイトニングの前に行う簡単なクリーニングとは異なる施術です。

施術本数に応じた追加費用

一般的な歯科医院のオフィスホワイトニングは、施術する歯の本数が多くなるほど、ホワイトニング費用も高くなります。その点は事前に正しく理解しておく必要があります。ちなみに、ホームホワイトニングは上下の歯列全体を一度に白くする方法で、施術本数に応じた料金設定はありません。

施術後のメンテナンスの費用

ホワイトニングで白くした歯は、必ず色の後戻りが起こります。ホームホワイトニングは6~12ヵ月くらい持続しますが、オフィスホワイトニングは3~6ヵ月程度で効果がなくなることから、施術後に年間を通してのメンテナンスが必要となります。

保険適用について

ホワイトニングには保険が適用されない

歯科医院でのホワイトニングには保険が適用されません。原則として自費診療となるため、支払う医療費は自ずと高くなります。そして、もう1点が施術者と施術内容の違いです。セルフホワイトニングは、市販のグッズや漂白作用のない薬剤を使用して、患者さんが自分で施術する方法であるのに対して、歯科医院でのホワイトニングは、漂白作用のある薬剤を使用して、歯科医師や歯科衛生士といった国家資格保有者が施術することから、費用も高くなるのです。

保険が適用される歯のクリーニング

歯の内部に沈着した汚れではなく、歯の表面の汚れを落とすだけのクリーニングであれば保険が適用されます。

保険適用のクリーニングなら、1回あたり3,000~4,000円程度で、虫歯や歯周病の診査なども含まれます。ちなみに、自費診療のクリーニングは、1回あたりの費用は5,000~10,000円程度です。

ホワイトニングの選び方

以上のように、ホワイトニングにはいくつかの種類があり、それぞれに異なるメリットとデメリットがありますので、自分に合った方法を選ぶことが重要です。それでは、ホワイトニングを選ぶ際の5つのポイントを解説します。

ケース①ホワイトニングの効果を重視する場合

歯を白くするホワイトニングの効果を重視する場合は、デュアルホワイトニングがおすすめです。オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法で、すべてのホワイトニング法の中で最も高い効果が得られます。3~6ヵ月程度、歯の白さが持続すれば良いという場合は、オフィスホワイトニング単独でもよいでしょう。

※真っ白な歯に変えるには「スーパーエナメル療法」という最新の治療法もあります。

ケース②ホワイトニングの施術期間を重視する場合

ホワイトニングを行ってから歯が白くなるまでの施術期間を重視する場合は、オフィスホワイトニングがおすすめです。オフィスホワイトニングは、1回の施術で歯が白くなる効果を実感できます。

ケース③ホワイトニングの持続期間を重視する場合

ホワイトニング効果をできるだけ長く持たせたいという場合は、ホームホワイトニングがおすすめです。ホームホワイトニングは、薬剤を歯の内部にじっくりと染み込ませ、色が後戻りするまでは6~12ヵ月程度になります。ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用するデュアルホワイトニングは、ホームホワイトニングと同等、場合によってはそれ以上の持続期間が期待できます。

ケース④ホワイトニングの費用を重視する場合

ホワイトニングにかかる費用を重視する場合は、500~5,000円で施術できるセルフホワイトニングがおすすめです。過酸化水素や過酸化尿素が含まれる薬剤を使用せず、プロフェッショナルによる施術も不要であることから、ホワイトニングの中で最も費用が抑えられます。ただし、歯の内部にまで沈着した汚れに対する効果は期待できないため、黄ばみや黒ずみが強い症例には向きません。

ケース⑤ホワイトニングに伴う症状を重視する場合

オフィスホワイトニングは、比較的刺激の強い薬剤を使用するため、歯がキーンとしみる知覚過敏の症状が起こりやすいです。ただし、知覚過敏の症状は一時的なものであり、すべての症例で起こるものではありません。知覚過敏が心配でホワイトニングを受けられないという方は、歯がキーンとしみることがないセルフホワイトニングや、そのリスクが極めて低いホームホワイトニングがおすすめです。

ホワイトニングの効果を長持ちさせる方法

ホワイトニングの白さは永続的なものではありません。持続性に優れたホームホワイトニングでも1年以内には効果が薄れてきます。最後にホワイトニングの効果を長持ちさせる方法を紹介します。

方法①食事の前に水を飲む

歯の着色は歯面が乾いているほど起こりやすくなります。特に普段から口呼吸をしている人は要注意です。食事の前に水で口腔内を潤しておくと、歯面への色素の沈着をある程度は防ぐことができます。加齢などで唾液の分泌量が低下していると感じている人は、ガムを噛んだり唾液腺マッサージを行ったりすると良いでしょう。口腔内の乾燥が改善されて歯の着色も起こりにくくなります。

方法②色の濃い飲み物・食べ物を避ける

歯の黄ばみ・黒ずみの主な原因は飲食物です。色の濃い飲み物や食べ物に含まれる色素が、エナメル質に沈着することで歯の着色を引き起こします。具体的には、コーヒーや紅茶、赤ワイン、カレーといった食品は着色性が強いため、ホワイトニングの効果を長持ちさせたい人は控えた方が良いでしょう。

方法③毎食後に歯磨きを行う

歯への色素沈着は食事のたびに起こるといっても過言ではありません。食後に歯磨きをしないでいると、歯垢や歯石の形成が促されます。ですから、お菓子を少しつまんだり、コーヒーを1杯だけ飲んだりした後でも、こまめに歯磨きするようにしてください。歯磨きの際に、フッ素入りの歯磨き粉を使うと、歯の表面がフッ素でコーティングされて、汚れが付着しにくくなります。職場や学校などの歯磨きをしにくい環境にいる時は、口の中を軽くゆすぐだけでも良いでしょう。

方法④タバコをやめる

喫煙習慣がある人は禁煙することをおすすめします。タバコの煙には、タールという着色性が極めて強い物質が含まれているため、タバコを習慣的に吸っている以上、歯の着色は避けられません。その影響の大きさは喫煙している方の部屋の壁や天井が黄色く変色している状態を見れば一目瞭然です。しかも、タバコは口内を乾燥させることでも歯の着色を促します。さらには、歯周病のリスクまで上昇させることから、タバコを吸う習慣がある人は、禁煙に努めた方が良いといえます。

方法⑤歯科医院のクリーニングを定期的に受ける

歯科医院のホワイトニングとクリーニングはまったく別の施術ですが、併用することで歯の白さを長持ちさせやすくなります。歯垢や歯石などを放置すると歯の黄ばみや黒ずみへとつながりますが、歯科医院のクリーニングでは、歯垢や歯石、ステインといった歯の表面の汚れを効率よく落とすことができますので、ホワイトニングによる白さを長持ちさせたい方は、歯科医院のクリーニングを定期的に受けると良いでしょう。

まとめ

手軽に行えるセルフホワイトニングは、費用が安い反面、歯の表面に付着した汚れしか落とせないという弱点があります。一方、歯科医院のホワイトニングは、費用は比較的に高いものの歯の内部にまで沈着した汚れを安全な方法で取り除くことができるという利点があります。こうしたホワイトニング法それぞれの特徴やメリット・デメリットを正しく理解することで自分に合ったホワイトニングが見つかりやすくなります。歯を白くする方法に関心のある人は、本文の「ホワイトニングの選び方」を参考にしてみてください。

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