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歯科コラム

歯の根元が黄ばむ原因とは?ホワイトニングの有効性を解説

コラム/2025年11月12日

歯の根元が黄ばむ原因とは?ホワイトニングの有効性を解説

歯を全体的に観察していると、なぜか根本だけ黄ばんで見えるということがあります。歯の噛む面は正常なのに、どうして歯の根元だけ黄ばんでいるのか不思議に思われることでしょう。実はそこにはいくつかの原因が存在しています。歯の根元が黄ばむと、口元の審美性が大きく低下することから、ホワイトニングで改善したいと考えている方も多いことかと思います。そこで今回は、歯の根元が黄ばむ原因と、その症状がホワイトニングによりどの程度改善されるのかについて解説します。

歯の根元が黄ばむ原因

◎根本のエナメル質が薄い

私たちの歯は、噛む面である歯冠(しかん)と根っこの部分である歯根(しこん)の2つに大きく分けられます。白くて半透明なエナメル質は、歯冠側から歯根側に向かうにつれて、薄くなっていく傾向にあるのです。そのため根元に近い部分は黄色い象牙質が目立ちやすく、黄ばんで見えるようになります。これはすべての人の歯に共通していえることです。

◎歯茎が下がっている

上述したように、歯の歯根側はエナメル質が薄いため、象牙質の黄色が目立ちます。加齢や歯周病、外傷などで歯茎が下がり、歯根面が露出するようになると、その傾向はさらに強まります。もともと歯茎に覆われていた部分の歯質は、エナメル質が分布していない点にも注意が必要です。

◎根元に詰め物をしている

歯の根元の虫歯治療で、コンポジットレジンを詰めている場合は、経年的な劣化によって黄色く変色することがあります。それが歯の根元を黄ばませる原因にもなり得るのです。

◎テトラサイクリン歯による変色

歯の形成期にテトラサイクリンという抗生物質を服用すると、歯が変色することがあります。これを専門的には「テトラサイクリン歯」と呼び、妊娠中に女性が服用した場合は、赤ちゃんの乳歯に、お子さんが学童期までに服用した場合は、永久歯に歯の変色が認められます。テトラサイクリンによる歯の変色は、根本だけではなく、歯冠にも現れるのが一般的です。しかも歯が変色するのは1本ではなく、複数本に及ぶことから、その他の原因とは見分けやすいといえるでしょう。

歯の根元の黄ばみに対するホワイトニングの有効性(ケース別)

続いては、歯の根元の黄ばみをホワイトニングで改善できるかどうかをケースに分けて解説します。

◎根本のエナメル質が薄い場合

歯の根元のエナメル質が薄いのは、すべての人に共通している解剖学的特徴であり、異常ではないためホワイトニングで改善するのは難しいです。また、エナメル質が薄いということは、象牙質や歯の神経へと刺激が伝わりやすいことを意味するので、無理にホワイトニングするのはあまりおすすめできません。

どうしてもホワイトニングしたい場合は、比較的作用の弱いホームホワイトニングで慎重に行うことを推奨します。歯科医院でのフッ素塗布には、根元のエナメル質が強化する作用が期待でるため、結果として歯の黄ばみが少し気にならなくなるかもしれません。関心のある方は試してみてください。

◎歯茎が下がっている場合

歯茎が下がって歯根面が露出している場合は、基本的にホワイトニングしない方が良いです。なぜならその部分は象牙質が露出しているからです。象牙質に対して直接、ホワイトニング剤を作用させることは、歯がキーンとしみる知覚過敏を誘発するだけでなく、ケースによっては歯髄炎の症状を引き起こします。

ですから、歯茎が下がっている場合は象牙質が露出した部分をコンポジットレジンで覆う治療が第一に推奨されます。患者さん自身の口腔粘膜を採取して、歯茎がない部分に移植する方法も有効です。その場合は、少し高度な技術が必要となるため、歯科医院選びを慎重に行う必要が出てきます。

◎歯の根元に詰め物をしている場合

ホームホワイトニングやオフィスホワイトニングで白くできるのは、神経が生きている天然の歯だけです。プラスチックやセラミックの詰め物・充填物は、ホワイトニングの薬剤を作用させても適切な効果が得られないため、再治療が必要となります。歯の根元の変色がコンポジットレジンの劣化であれば、補修や詰め直しで症状の改善が見込めます。詰め物をしている部分に虫歯が発生している場合は、感染歯質を除去した上で、コンポジットレジン充填や詰め物の装着を行います。

◎テトラサイクリン歯による変色が起きている場合

テトラサイクリン歯による変色の重症度が比較的軽く、範囲も狭い場合は、ホームホワイトニングやオフィスホワイトニングで改善できることがあります。ホワイトニングで改善が見込めない場合は、セラミック治療が有効です。

まとめ

今回は、歯の根元が黄ばむ原因とホワイトニングの有効性について解説しました。
歯の根元が黄ばむ原因としては、歯の根元のエナメル質が薄い、歯茎が下がっている、歯の根元の詰め物が変色している、テトラサイクリン歯になっている、などが挙げられ、ホワイトニングで改善できる症例は一部に限られます。
基本的には歯の修復治療や詰め物の補修、ケースによっては歯茎を移植する治療などが必要となります。どの治療法が適しているかは精密に検査してみなければわかりませんので、まずはお気軽に当院までご相談ください。

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